みなさんこんばんは、ポン太です。
今日も確率について扱っていきます。
組み合わせの公式を絡ませた問題になりますが、少し頭が混乱するかも?しれません。
丁寧に説明しますのでぜひついてきて下さい!
では張り切って参りましょう!
※模範解答を載せているわけではありません、ご了承ください。また、この解説にかかる責任は負いかねますのでご承知おきください。
目次
A組の生徒11人、B組の生徒7人およびC組の生徒6人から、くじ引きで3人の生徒委員会を選ぶとき、A組、B組およびC組の生徒が1人ずつ選ばれる確率として、正しいのはどれか。
選択肢
1:1/4
2:21/92
3:49/184
4:65/276
5:331/12144
この問題は(他の問題もそうですが)、問題をよく読んで解法が頭に浮かべばすぐに解ける問題です。
なので、問題文を「正しく」理解することが重要です。
今回の場合は、「A組から3人」ということもあれば、「A組2人、C組1人」ということもあれば、「それぞれの組から一人ずつ」ということもある訳です。
なので、
分子は「❛それぞれの組から一人ずつ’が何通りあるか」
分母は「❛3人を選ぶ(クラスは関係なく)選ぶ’のは全部で何通りあるか」
ということになります。
これらを前提に見ていきましょう。
この問題ではくじびきなので、立候補などで確率が偏ることはありません。
A組11人から1人選ばれ、
B組7人から1人選ばれ、
C組6人から1人選ばれる
というパターンがいくつあるか考えれば良い訳です。
この場合結論から申し上げると、
11×7×6 となります。
分母との考えの違いは下で説明しますね。
分母は、「A組~C組計24人の中から3人を選ぶ」という「組み合わせ」のシンプルな問題です。
以前に組み合わせの記事をあげました。
これらの考えを使って、全体から3人を選び出す数を求めます。
₂₄C₃=24×23×22/3×2×1=8×23×11 と分かりました!
ここで8×23×11として、掛け合わせてしまうと時間の無駄になってしまうので注意しましょう。(後々説明します。)
(2)では組み合わせの公式つかってるけど、(1)ではクラスの人数掛け合わせただけ。なんで計算の方法が違うの?
と思われた方もいるでしょう。
「3人を選ぶ」だけですから、順不同ということは共に変わりません。
ではなぜ違いが出てくるのでしょう。
簡単に言えば、
(1)の分子の方は、人をボールに例えて申し訳ないですが、3つの箱から1つずつボールを取るようなイメージです。
11個の箱から1個のボール
7個の箱から1個のボール
6個の箱から1個のボール
この中から一つずつ取って3つ並べる場合、11×7×6の中で重複しようがないですよね?
A組の中で11通りの選び方、B組の中で7通りの選び方、C組の中で6通りの選び方。これらを樹形図的に考えていくと、掛け合わせるのが最適解ですよね。(最適解というかこれが解法ですよね)
対して、(2)の分母に関しては、24個のボールの中から3つを選ぶわけですが、これを繰り返した場合、同じ組み合わせが何回も重複するんですよね。
例えばボールに番号を付けたとして、同じ番号のものが
123
①⑤⑧
①⑧⑤
⑤⑧①
⑤①⑧
⑧①⑤
⑧⑤①
のような感じで、6通り重複するんですよね。
このボールの順番をすべて考えたのが24×23×22なので、それを3×2の6で割ろうというのが組み合わせの公式なんですね。
「重複するかしないか」
これが(1)と(2)の違いですね。
(拙い説明でスミマセン・・・)
少し脱線しましたが、
分子は11×7×6、分母は8×23×11と分かりました。
そのため、
11×7×6/8×23×11=7×3/4×23=21/92
と計算できました!
ここで約分するため、上で掛け算まで計算しなかったんですね。
ここは時短のポイントです。
という訳で答えは、
2:21/92 でした!
いかがでしたでしょうか。
順列や組み合わせ等を考えていると頭が混乱しそうですが、今回の「箱からボールを取り出す例え」のように、自分の中で統一したパターンが出来ていると間違えにくくなるかと思います。
ちなみに、選択肢5の分母が大きすぎてびっくりしたかと思いますが、これは24×23×22の答えです。笑
明日も確率の記事をアップできればと思っています。
今日は以上となります!
最後までお読みいただきありがとうございました!