みなさんこんにちは、ポン太です。
今日は数的推理の「年齢算」についてご説明していきたいと思います。
年齢算の多くは、
前段:両親と3姉妹(3兄弟)が〇年で●倍から□倍になる。
後段:×年前、例・父と三女・母と長女次女の合計が同じとき~
といった二段構成になっていることがよくあります。
前段の〇倍から〇倍の中でも体感的に多いのは、3倍から2倍ですね。
これはパターン化して覚えてしまい、前段で考える時間を省いてしまいましょう。
以下説明していきますね。
※模範解答を載せているわけではありません、ご了承ください。また、この解説にかかる責任は負いかねますのでご承知おきください。
両親と3姉妹の5人家族がいる。
両親の年齢の和は現在3姉妹の年齢の和の3倍であるが、5年後には3姉妹の年齢の2倍になる。
また、2年前には、父親と長女の年齢の和が、母親、次女及び三女の年齢の和と等しかったとすると、現在の母親、次女、三女の年齢の和はどれか。
選択肢
1:35
2:37
3:39
4:41
5:44
冒頭に申し上げたとおり、この問題の前段部分は、よく出るパターンです。
これを何年後で3倍から2倍になるかで、両親の年齢の和、3姉妹の年齢の和が決まってきます。
例えば今回の問題では、
x=両親の年齢の和 y=3姉妹の年齢の和とすると、
x=3y・・・①
x+2(人)×5(年)=2(y+3(人)×5(年))・・・②
②を展開すると、
x+10=2y+30
x=2y+20・・・②´
②´を①に代入して、
2y+20=3y
y=20 つまりx=60 とわかります。
今回の場合は、現在の両親の年齢の和が60、3姉妹の年齢の和が20とわかりました。
この方程式、一次方程式なので、「何年後」かを入れ替えることで応用が利き、パターン化できます。
3年後 | 4年後 | 5年後 | 6年後 | 7年後 | 8年後 | 9年後 | 10年後 | |
両親 | 36 | 48 | 60 | 72 | 84 | 96 | 108 | 120 |
子供 | 12 | 16 | 20 | 24 | 28 | 32 | 36 | 40 |
〇年後というのは、〇年後に3倍から2倍になる場合ということです。
使われるとすればこんなところでしょうか。
つまり、この問題の前段部分は、5年後に両親と3姉妹のそれぞれの和が「3倍→2倍」に縮まるという時点で、「現在の」両親の和60、3姉妹の和20と必然的に決まるということですね。
だったら計算するよりパターン化しておいたほうが、時短になりますね。
両親、3姉妹と書きましたが、3人と2人、3倍から2倍という条件であれば使えると思います。が、
注意点としては、2人と3人の年齢を比べて3倍が2倍になる場合に使えるということです。人数が違ったり、4倍から3倍、4倍から2倍などはまた話が変わってきます。
この前段部分を前提に、以下解説を進めていきますね。
後段はこのような文章でした。
また、2年前には、父親と長女の年齢の和が、母親、次女及び三女の年齢の和と等しかったとすると、現在の母親、長女、次女の年齢の和はどれか。
つまり、現在の全員の年齢の和が80なわけですから、2年前と言えば5(年)×2(人)を差し引いて70なわけですよね。
(今回は不要ですが)さらに、突っ込んでおくと
両親の年齢の和は60-2×2=56
3姉妹の年齢の和は20-2×3=14であることがわかります。
情報をまとめてみましょう。
2年前
両親の年齢の和 56
3姉妹の年齢の和 14
全員の年齢の和 70
父+長女=母+次女+三女
ここから何か見えてきましたか?
そうです、父+長女=母+次女+三女は70の半分の35=35で成り立つのです。
よって、「2年前の」母+次女+三女の年齢の和は35と分かりました。
ここの「2年前」を「現在」と取り違えるとえらいことになりますので注意です。選択肢にも35が手ぐすね引いて待ってますね。
つまり、35+2(年)×3(年)=41となり、
現在の3人の和は41と分かりました!
答えは、
4:41でした!
いかがでしたでしょうか。
上の表のように、何年後で3倍から2倍になるかでパッと現在の合計が分かれば、かなりの時短になりますよね。
これ以外にも〇倍から×倍みたいな形でパターン化してみると本番役に立つかもしれませんが、3倍から2倍が一番多いかなと体感では思います。あまりそこに時間をかけすぎると、他の勉強に影響が出て時短の意味がなくなっちゃうので注意してください。笑
「3倍から2倍」であれば、上の表の中にある年数くらいになると思います。
時短に利用できるものは利用して、もし本番出たらラッキーくらいの感覚がいいかなと思います。
今日は以上となります!
最後までお読みいただきありがとうございました!