みなさんこんばんは、ポン太です。
今日は、ポン太が面接試験で「やっちまったなあ・・・」と後悔している一つのやり取りについて回顧してみたいと思います。
皆さんもどこが「やっちまったポイント」なのか考えながら見てみてください。
※ポン太の私見が大量に入っています、ご了承ください。
目次
もし仮にこちらで働くとなった場合、どのような通勤方法をお考えですか?
はい。実家から通える距離ですので、初めのうちは実家から通うことになると思います。
なるほど。実家からですと、どれくらいの通勤時間になりますか。
はい。●●駅から〇〇駅で乗り換えて□□駅から徒歩ですので、約1時間半くらいになるかと思います。十分通えると思っています。
分かりました。ありがとうございます。
上のやり取りをみて、何がいけなかったのか、突っ込みどころは色々あると思います。
この面接試験の前提として、
面接試験のみの試験で、出身の市ではない市役所試験ということ
があります。
皆さん、どう思いますか?
やり取りのテーマも一つしかないので言わずもがなですが、
このポン太氏、この市(役所)に骨をうずめる覚悟が全く見られないですよね。笑
いや、別に面接の解答に「正解」はないんですよ。別にこの回答が結果を左右したかどうかも正直わかりません。
ただ、「市役所」という性質上、原則その市に定年まで勤めるであろう前提がありますので、「どうしてもこの市に入りたい!」という熱意を面接官が感じる回答が必要になってきますよね。
それが「出身地から通います。」と言われては、「この市のこと本気で知りたいと思ってる?」「本気じゃないな・・・」と思われても仕方ないですよね。
当時の大学生ポン太氏は、あくまで「自然体」が最善だと思っていました。
それはなぜか?なぜそのような考えに至ったのか。
皆さん、官庁・役所の説明会などに出ると、こういう大学生が一定数いませんか?
では以上で説明を終わり、質問に移りたいと思います。
時間の都合上、自己紹介は結構ですので、簡潔にご質問頂ければと思います。
はい!
はい、そこのあなた、どうぞ。
はい!私、〇〇大学□□学部××学科の◎◎◎◎と申します!
本日は貴重なお時間を頂戴し、有意義なご説明ありがとうございました!
質問なのですが・・・
・・・
という場面に遭遇したことがあるのではないでしょうか。
これは過剰な自己アピールでよくない一例と思われます。
恐らく就活での経験か、大学や予備校、先輩などの情報から「顔を売れ」と言われているのか・・・
でも、自己紹介は結構!と言われて自己紹介してる時点でアウトですよね。
言われたことが守れないんですから。
これが良くないであろうことは大学生のポン太も理解してました。
それが「過剰な自己アピールはよろしくない」→「自己アピールは無駄」→「自然体が一番」という変換を生んでしまったんですね。
「自己アピールは無駄」は、ちょっと大げさな言い方かもしれませんが。当時の私はそのような節がありました。
ただ、当然自分がその役所・官庁にどのように貢献できるか、これだけ熱意がある!という自己アピールは重要で、言われたことをロボットのように返答している当時のポン太氏は「見込みなし」と思われても仕方なかったでしょう。
当時のポン太氏はもう一つ思っていたことがありました。
実家から通った方が、金銭的に楽だし貯金もできるよな・・・
そりゃ当然ですよね。
基本的に公務員は民間のアパートを借りた際に出る家賃補助は半額程度が相場ですし、家を買えばその補助などありません。逆に規定はあるでしょうが、在来線などでの通勤手当はほとんど全額出ることが多いと思います。
寮(主に国家公務員)がある場合でも、昨今の状況でめちゃくちゃ新しい!綺麗!というところは少ないでしょう。
私はその市に通う場合、実家からだと1時間半かかるわけですが、そういったメリットデメリットを勘案しても、実家から通うことの経済的メリットが大きいと思ったわけです。
当時、「公務員が経済的に困窮して、万引きをした。」みたいなニュースを見て、「自分はそんなことしません、経済的なバランス感覚がありますよ~」というアピールしたかったんでしょう・・・
自分でもなぜそんな考えに至ったか覚えていませんが。苦笑
でも市役所側からしたら、そんな遠くに住むとしたら、緊急時の招集に対応できない可能性が高いだろうし、「その市に住みます!住んでます!愛着あります!」と言われたほうが当然好印象を抱くと思います。
これは「過剰アピール」ではなくて、むしろ「好アピール」だと思いませんか?
ただ当時の私は、そんな(←失礼!)アピールをするよりも、自分の経済的バランス感覚をアピールしたのです。(その市に住みます!なんて過剰アピールだと勘違いしてた説さえあります。苦笑)
別に市役所が住む場所を制限できるわけでもないですし、問題のある発言ではないのですが、そういったその市に愛着があります!というような人と比べるとどうしても相対的にマイナス要素になってしまいますよね。
最終的に受かってからどうするかは別にしても、その市町村に住む気がないと同義のことを言われては、採用担当者もお手上げですよね。
どの試験も第一志望のつもりで、動機ややりたい仕事を考えること
以下説明していきますね。
まあこれ(質問に対する回答)に関しては答えがある訳ではありません。
別にポン太の答えも「間違い」という訳ではないかもですが、そこまでの思考回路がアレだったので、百戦錬磨の採用担当者はお見通しだったのでしょう。
でも、嘘はよくないですが、たとえば市町村や県庁などを受ける場合には、その地方公共団体に骨をうずめる「覚悟」を見せる必要はありますよね。
先ほどの回答でも、
実家から通えるので実家から通います。
だけより、
出身地ではありませんが、この市には◎◎といった理由で愛着があります。
就職してすぐに実現できるかはわかりませんが、将来的にはこちらの市に住みたいと考えています。
といった形で回答した方が断然好印象だと思います。もちろんすぐ住むつもりならそう言えばいいですが、嘘は後々印象良くないですからね。
逆に国家公務員であれば、異動がたくさんあるので、それに耐えうるかの質問もあるでしょう。
ウチは国家公務員なので異動が多く、府県を跨ぎますが大丈夫ですか?
はい、もちろんです。
それよりも仕事内容に魅力を感じています。
では、(仕事内容全然違うのに) 地元の市役所等を併願しているのはなぜですか?
・・・(困ったな)
と、別の視点で突っ込みを入れられる可能性もあるでしょう。
公務員試験で併願することなんて当たり前ですし、面接官・採用担当者も承知の上のはずです。
それを切り返してどのように熱意を伝えられるかを見ているのではと思います。(圧倒的私見)
何よりも重要なのは、冒頭に書いた通り、
どの試験も第一志望のつもりで、動機ややりたい仕事を考えること
ですね。就活生が企業を分析するように。
そうしないと、少しつっこまれただけで自身で墓穴を掘ることになります。
あくまで極端な例ですが、たとえば、
なるほど、広報で市の魅力を伝えたいと・・・
はい!まだまだこの市にはアピールできる魅力がたくさん・・・以下略
では、他の課で就きたい仕事はありますか?
(他の課?広報以外わからねえ・・・とりあえず税務課があるのは知ってる・・・軽自動車税とられたし。)
そうですね。税務課にも興味があります。
税務課のどのようなところに魅力を感じていますか?
はい!所得税や消費税に興味があり・・・以下略
・・・所得税は国の税金ですね。
・・・汗
極端ですがこんなことにもなりかねません。
どのような仕事内容があるのか分かっているか、就職したらどのように通うか、などを聞けばある程度「本気度」がうかがえるということですね。
第一志望なら、パンフレットも穴が空くほど読んで、ホームページも回線がパンクするほど目を通して、実際の役所にも足を運んだりするものだと思います。
なので、どこを受けるにしても、「公務員に就職する」という目標をかかげる皆さんにとっては、受ける自治体・官庁について徹底的に分析することは必須だと思います。
私もそうでしたが、公務員試験一本の人は就活と並行してやっている人と比べて、そこのクセづけが出来ていない分、面接でうまく立ち回れないこともあるかと思います。
なのでしつこいようですが、
どの試験も第一志望のつもりで、動機ややりたい仕事を考えること
ここを意識していきましょう。
いかがでしたでしょうか。
数的処理!教養試験!専門試験!と私も言ってますが、筆記試験を突破した後には面接(グループ、個別)が待っています。
今の時期(春先)は、まだ面接の準備段階というよりは、筆記の勉強という感じかと思いますが、その先には面接があることだけは覚えておいてくださいね。(当たり前か)
冒頭のポン太のようにフラ~っと面接に臨んでしまうと、本気ではない本当の自分が垣間見えてしまうので、そこは「受かりたい!一緒に仕事させてください!」の気持ちを前面に出していきましょう。(グループ面接はまた話が別ですが)
あと、途中にもお話しましたが、これから集団説明会みたいなところで「自己紹介は結構です」と言われたら、そこは(名前を売りたい気持ちも分からんでもないですが)必要な質問だけするようにしましょう。
今日は以上となります!
最後までお読みいただきありがとうございました!