皆さんこんばんは、ポン太です。
皆さん勉強場所って決めてますか?
過去には勉強場所についても記事にしましたが、
私は現役時代は大学の図書館、社会人になってから資格試験の勉強などをするときは市の図書館を主に使っています。
最近まわりの図書館が改築ラッシュで、個室なども充実してて勉強するにはもってこいなんですよね。
でもコロナ対策で休館中なんです。ほとんど、どこもかしこも。
確かに、色々な人が新聞やら雑誌やら、本やらを触ったりって考えると一応閉鎖空間ですし、感染リスクは高いのかもしれないですね。
図書館でkindleの本を読むのが好きなんですが(kindleなんかい!笑)、こればかりは仕方ないですね。
さて、本題に入ります。
今日も数的推理ですが、場合の数から離れて記数法の問題をやっていきたいと思います。
出題率はそう高くないですが、おろそかにもできないテーマです。
以下見ていきましょう!
※模範解答を載せているわけではありません、ご了承ください。また、この解説にかかる責任は負いかねますのでご承知おきください。
目次
7進法でabと表され、5進法でbaと表される数値を8進法で表すと、1の位の数は次のうちどれか。
ただし、a,bはともに自然数である。
選択肢
1:0
2:1
3:2
4:3
5:4
記数法とは主に〇進法などと表記されるもののことで、皆さんは普段、主に10進法で生きていますよね。
記数法について説明しようとするときに、10進法をもとに説明しても、10進法は頭で自動変換されるようなものなので、なかなか理解が進まないんですよね。
ただ逆に5進法だとか、7進法などと言われると、「・・・?」と時間が止まってしまうかもしれません。
ただ、10進法以外で皆さんが自然と使っているもの、それは60進法ですね。
60進法は1分1時間で使ってますよね。
1時間=60分ですが、例えば1時00分のことを0時60分とは言わないですよね。
60進法では、60に達したときに、次の数字(時間・分)になるので、60の数字は使わないわけですね。
これを5進法に当てはめると、0→1→2→3→4→10→11・・・
となるわけです。
当然ですが10進法なら、0→1→2→3→4→5→6・・・9→10ですね
つまり、10進法では「5」となるものが5進法では「10」と表されて、「6」となるものが「11」となるわけですね。
ざっくり、記数法はこんなものと理解して、解説を読んで頂ければと思います。
この手の問題は、7進法と5進法、さらに8進法とにらめっこしていても、感覚的にどうこうなるものではありません。
一旦10進法を使って、そこから8進法に直していきましょう。
では5進法・7進法のものを10進法で表すにはどうすればよいでしょうか。
5進法では0→1→2→3→4→10→11→・・・
10進法では0→1→2→3→4→5→6→・・・
ここから考えてみましょう。
意外と簡単かと思いますが、
「5進法の10」を10進法に直すには、5×1+0=5
「5進法の11」を10進法に直すには、5×1+1=6
というように、十の位は5を掛けて、一の位はそのままの数字で足し算することが分かります。
これは7進法でも同じですね。
一応、「十の位は5を掛けて、一の位はそのままの数字を」と表現しましたが、厳密には正確ではありません。
じゃあ3ケタ以上になったときはどうやって10進法にするの?
ってなりますよね。
では、例えば5進法で4321と表される数字を10進法で表すとしたらどうなるでしょうか。
この求め方は、
4×5³+3×5²+2×5¹+5×5⁰=590 となります。
一の位は5⁰=1、十の位は5¹=5・・・というように、位が大きくになるにつれて乗の数が増えていくわけですね。
そのため、 「十の位は5を掛けて、一の位はそのままの数字を」 というのは、公式を当てはめた結果、そうなったということですね。
ここまで読んできていただいた方はなんとなく分からんでもないな、くらいの感覚があるのではないかと思います。
では、7進法のab、5進法のbaを一度10進法(x)で表してみましょう。
7進法は、7×a+b=x・・・①
5進法は、5×b+a=x・・・②
となりますね。
ちなみに5進法(と7進法)なのでaとbは0~4の数字であることがわかりますし、十の位は0で表さないので、結果、aとbは1~4のどれか。ということになりますね。
※学校で自然数は0を含まないと習った方もいると思うんですが、諸説あるらしいのでここでは触れないでおきます。苦笑
解説を進めますね。
①②より、
7a+b=5b+a
6a=4b
a=2/3b であることがわかる。
aが自然数であることから、bは3の倍数でなければならないが、「1≦a,b≦4」となることから、b=3、a=2であることが分かる。
a=2、b=3だから、10進法では23だ!
と早とちりしないよう注意しましょう。笑
あくまで、7進法で23、5進法で32と分かっただけなので、①or②に代入して、10進法での数字に変換することを忘れないようにしましょう。
どちらでも答えは一緒ですが、10進法では17と分かりますね。
変換の仕方は下の補足に書いてあるので、参考にしてください。
数字が小さいのですぐわかると思うのですが、一応、17を8で割ると2余り1となるので、8進法では21と分かります。
つまり問題の答えは2:1と分かりました!
基本的には10進法で表された数字を〇進法の〇で割っていくという作業になります。
数字が小さければそんなに面倒くさくないのですが、割る回数が大きくなると、面倒なことになります。笑
例えば、13を3進法で表すと、111となります。
ちなみに、38を3進法で表すと1102となります。
38を3で割ると12余り2
12を3で割ると4余り「0」
4を3で割ると1余り1
余り0も0で表示するのを忘れないでくださいね。
つまり、こういうこともあります。(10進法の20を3進法に変換)
20を3で割ると6余り2
6を3で割ると2余り「0」
最後の商が余り0になってもそれも含めて数えます。
つまり、これは3進法では202となります。
補足が入りましたが、
答えは2:1とわかりました!(選択肢2番の「1」ということですね。笑)
いかがでしたでしょうか。
実はこの記数法のテーマ自体はあまり出題頻度の高いものではありません。
ただ、暗号問題や数列の問題など、他のテーマとの親和性が高く、サブテーマとして出題されることが少なくないことも考えると、決して無視することはできないテーマかと思います。
また、この記数法を絡めた別テーマの問題を扱いたいと思います。
基本として、〇進法から◎進法に変換するにも、10進法を経由するため、その変換方法は覚えておきましょう。
今日はここまでとなります。
最後までお読みいただきありがとうございました!