みなさんこんばんは、ポン太です。
今日は判断推理の「暗号」についてです。
「暗号」って聞くと、なんかわくわくする私はおかしいですか?笑
コナンとか好きなので、結構わくわくするんですけど、わくわくしてても解けるもんでもありません。(当然)
ただ、それがこの「暗号」でないにしても、好きなテーマが一つでもあると勉強継続のモチベーションになるかもしれないですね。
では問題を見ていきましょう!
※模範解答を載せているわけではありません、ご了承ください。また、この解説にかかる責任は負いかねますのでご承知おきください。
目次
ある暗号で
長崎が、
三重が、
で表示されるとき、同じ暗号の法則で、
と表されるのはどれか。
選択肢
1:宮崎
2:山口
3:山形
4:神奈川
5:新潟
のっけから申し訳ないですが、この暗号問題、特別区では頻出問題ですが、他の試験ではあまり出ないようです。(全く出ないわけではないです。)
ただ特別区を第一志望にする方、併願される方も多いでしょうし、SPIでもよく使うかと思いますので、今回のテーマとさせていただきました。
何よりわくわくしますからね。(私だけ?笑)
結構簡単な問題も多いのですが、今日の問題は少し骨がある問題です。
是非チャレンジしてみてください。
以下解説していきます。
???帯分数がひらがな一文字で、カッコが濁点ってのはなんとなく分かるけど・・・
そうですね、長崎は帯分数が4つ、三重が2つなので、帯分数1つがそれぞれひらがな一文字を表してるであろうことは分かりますね。
(※分子が分母より大きい帯分数って普通はあり得ないものですが、ここでは問題の設定上のことと割り切ってください。改題前の本問も同じような設定でした。)
さらには、長崎の2文字目がカッコなので、「が」濁点を表しているのかなと分かります。
ん?でも規則がまったく分からん・・・並び替えとか?
おっと、ポン太氏迷宮入りしそうですね。
ポン太の言うとおり、並び替え等の可能性もありますが・・・それはちょっと路頭に迷いそうですね。
この問題を見た時の一番の特徴って何でしょうか?
・・・
そう、学校で学んできた規則を思いっきり無視した帯分数の表示ですよね。笑
分母に1ってなんやねん!印刷ミスと違うんか!
いやいや、意外とそれが解法の切り口になるんです。
この問題、「ひらがなを分数で表しているであろう」ことは分かったので、いちどひらがなに直してみます。
ながさき
みえ
そしてこの手の問題では結構母音が重要になってくるので、母音も併記しておきましょう。
ながさき(aaai)
みえ(ie)
また、50音の場合、このような表が必要になることが多々あります。これは覚えておきましょう。左右どちらからア行を始めるかはどちらでもいいです。笑
「あいうえおかきくけこ・・・」「あかさたな・・・」の順番かはまだわかりません。
煮詰まったら一度選択肢を見てみましょう。
今回はカッコが濁点と予想しているので、その予想が当たっているとすれば3文字目が濁点のものが候補になりますね。
選択肢
1:みやざき
2:やまぐち
3:やまがた
4:かながわ
5:にいがた
全く絞りこめない・・・笑
でも逆に、カッコが濁点と言う方向性は間違いないだろうということが分かりましたね!
まだベールに包まれた感がありますが、小さな共通点を見つけることによって問題は進展を見せます。
それはさっきの、
分母に1ってなんやねん!印刷ミスと違うんか!
ここですね。
暗号を見てみると、ながさきの「が」と「さ」、みえの「え」がすべて分母1ということが分かります。
それらの分子を1つずつ見てみると・・・
「が」の分子は6
「さ」の分子は11
「え」の分子は4
おや?「え」が4ということは、50音の表はこれでいいんでは?
さて、他の帯分数の分子を見てみましょう。
な・・・3(表では21=差は18)
が・・・6(表では6=差はない)
さ・・・11(表では11=差はない)
き・・・3(表では7=差は4)
み・・・17(表では32=差は15)
え・・・4(表では4=差はない)
分母1じゃないと一致しないし法則もないじゃん・・・
いやいや、まだ絶望するのは早いですよ!帯分数を仮分数に直して分子を見てみましょう。
な・・・30(表では21=差は9)
が・・・22(表では6=差は16)
さ・・・14(表では11=差は3)
き・・・11(表では7=差は4)
み・・・35(表では32=差は3)
え・・・13(表では4=差は9)
ここから何か見えてきませんか?
あ!「差」は帯分数の時の整数部分と一致する!
・・・今の意味わかりましたか?
例えば、「な」で言えば、普通に仮分数にすると、「9と3/3」→「30/3」となるんですが、分子から整数部分の9を引くと、分子がちょうど表で「な」を表す「21/3」となるわけですね。
つまり、これを法則化するとすれば、
帯分数から仮分数に直す。「しかし」、直す際に分母を1減らす。
例えば、
長崎と三重についてはほかの部分は省きますが、このような形で分子を出していくと、全て表の数字と一致します。
後は、問題文の帯分数を同じように仮分数に直していきます。
あとはこの「36・31・(8)・17」を表に埋めていきましょう!
36・・・や
31・・・ま
(8)・・・ぐ
17・・・ち
という訳で山口県ということが分かりました!
ということで、答えは、
2 山口
でした!
いかがでしたでしょうか?
なかなか思いつかない暗号法則でしたよね。
でも、「分母1」が共通のヒントと分かった時点で法則に気づくこともできたかもしれません。
それが出来た人はお見事ですね!
でも時間を掛ければ、なんとか答えまでたどり着くことができます。
ただ、本番には時間もそう掛けていられません。
そのためには反復継続!頑張っていきましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました!
最後までお読みいただきありがとうございました!