みなさんこんばんは、ポン太です。
今日は判断推理やっていきます。
今日は判断推理の、数量相互問題をやっていくのですが、正攻法で挑むと、複雑な表にさらに複雑な式を埋めて・・・と、
方程式アレルギーの方は一発KO!というくらい結構めんどくさいテーマです。
そんな数量相互問題ですが、いつものごとく半ばゴリ押しで方程式を作ることなく解く方法を解説していきたいと思います。
画像多く、説明も長くなるので、さっそく本題にいってみましょう!
※模範解答を載せているわけではありません、ご了承ください。また、この解説にかかる責任は負いかねますのでご承知おきください。
目次
あるバスケットボールの試合において、選手A・B・Cが決めたシュートの数及び得点について次のことが分かっているとき、確実に言えるのはどれか。
なお、シュートには3種類あり、「フリースロー」による得点は1点、「2点シュート」による得点は2点、「3点シュート」によるシュートは3点とする。
・A・B・Cの得点の合計は92点であった。
・A・B・Cが決めたシュートの数の合計は46本であり、また、フリースローと3点シュートの本数は同じであった。
・AとBが決めたシュートの数は同じであり、Aの得点はBの得点より3点多かった。
・フリースローによる得点の合計は、Aが2点、Bが3点、Cが5点であった。
・Aは2点シュートによる得点の合計と、3点シュートによる得点の合計が同じであった。
・Cは3点シュートによる得点はなかった。
選択肢
1:Aの合計得点は40点だった。
2:Bが決めた2点シュートの数は6本であった。
3:Cが決めたシュートの数は合計12本であった。
4:Cが決めた2点シュートの数はAが決めた2点シュートの数より多かった。
5:2点シュートによる得点は、A・B・Cの3人で合計6点であった。
この問題、見るからに「うへぇ・・・」と声が出るくらい重たい感じがしませんか?
確かに問題・解説ともに分量(文量)は重たいですが、解いてみると意外と簡単ですよ。
いつものアレです。
問題文は最大のヒントってやつです。
ただ、問題文がたまに敵になったりして・・・(意味深)
以下、見ていきましょう!今日はだいぶ丁寧に解説した(つもり)なので長丁場ですが是非最後までお読みください!
これはあれだな、1人2行で表を作るやつだな・・・
そうです、「フリースロー」と「2・3点シュート」ではそれぞれ「シュート数」×「得点数」の関係性が違ってくるので、1人毎に「シュート数」と「得点数」を別々に考えていく必要があるのです。
そのため、以下のような図を考えます。
では、条件のおさらいです。便宜上番号を付けています。
・A・B・Cの得点の合計は92点であった。・・・①
・A・B・Cが決めたシュートの数の合計は46本であり、また、フリースローと3点シュートの本数は同じであった。・・・②
・AとBが決めたシュートの数は同じであり、Aの得点はBの得点より3点多かった。・・・③
・フリースローによる得点の合計は、Aが2点、Bが3点、Cが5点であった。・・・④
・Aは2点シュートによる得点の合計と、3点シュートによる得点の合計が同じであった。・・・⑤
・Cは3点シュートによる得点はなかった。・・・⑥
では、分かるところからどんどん埋めていきましょう。
変な場所で止まりましたが、一つ見て頂きたいのがこの②の文章です。
・A・B・Cが決めたシュートの数の合計は46本であり、また、フリースローと3点シュートの本数は同じであった。
これ、どういう意味か分かりますか?
決して皆さんを小馬鹿にしてるわけではないですよ。
この文章の後半、意味がどちらとも取れるなあ・・・
と思いませんでしたか?
「どちらとも」と言うのは、文章の後半・・・
また、フリースローと3点シュートの本数は同じであった。
の部分が
ABC「それぞれ」の話?「合計」の話?どっちなのよ。
ということです。
結論から言うと「合計」なんですが(言っちゃうんかい)、一見分かりづらくないですか?
さらっと読むと、全員の「シュートの合計」が46本で、フリースローと3点シュートは「各々それぞれの本数」一緒だったのか。大ヒントだな。フフフ・・・とか考えてしまいそうです。
というか、ミスリードを誘ってるようにしか見えません。(圧倒的個人的見解)
まあ、前段で「合計」と言ってるんで当たり前っちゃ当たり前の日本語の問題ですが、こういったところを注意深く見ていかないと、あさっての方向に行ってしまうので注意です。
普段から問題文をよく読んでねと言ってるのはそのためです。
という訳で、②を埋めると以下のようになります。
ちなみに赤丸は同じ数字という表示です。
後は分かるところを埋めていきましょう。
これでフリースローの縦は埋まりますね。
フリースローと3点シュートの「シュート数」がそれぞれ10なので、2点シュートの「シュート数」が46-20=26と分かります。
で、⑤はめんどくさそうなので後回しで先に⑥を埋めちゃいましょう。笑
⑤に戻りましょう。
・Aは2点シュートによる得点の合計と、3点シュートによる得点の合計が同じであった。
ここが、この問題の肝の部分になってきますが、ポン太氏はあることに気付いたようです。
2点シュートと3点シュートの「得点」が同じ点数ってことは、「シュート数」は3:2だな・・・
シュート数もそう多くないしゴリ押しでいけるんじゃね?
はい、出ました。「ゴリ押しでいけるんじゃね解法」略して「ゴリカイ」です。(初)
確かに、2点シュートと3点シュートの得点が同じということは、シュート数は(3本と2本)(6本と4本)・・・というように3:2になってきます。
Aの2点シュートと3点シュートの組み合わせ候補は
3本と2本
6本と4本
9本と6本
12本と8本
15本と10本(3点シュートは合計10本なのでここまで)
これを当たりをつけて何通りか当てはめれば表が埋まるんじゃね?というのが思惑のようです。そううまく事が運ぶでしょうか・・・
いや、この思惑、あながち間違いでもなさそうです。(さっきと同一人物だよね?)
3種類のシュート数の合計(=ABCのシュート合計)は分かってますし、AとBは同じシュート数というのが分かってます。
さらにはCは3点シュートなし、AとBは3点差と、諸々の条件がそろっているので、ある程度当たりがつけられるんですね。
もう一度表を見てみましょう。
題目そのままですが、ここを埋めると芋づる式に表が埋まる場所があるんですがわかりますか?それはズバリ・・・
つまり、Aの2点シュートと3点シュートを入れることによって、Bの3点シュートが分かる。(AとBで計10本のため。
AとBは同じシュート数なので差し引きでBの2点シュートも分かる。
そこまで埋まると差し引きでCの2点シュートも埋まる。
ここまで埋めて、数字の辻褄が合えば後は選択肢を見るだけです。
さて、候補を見直します。
3本と2本
6本と4本
9本と6本
12本と8本
15本と10本(3点シュートは合計10本なのでここまで)
どれを入れましょうか・・・あまり時間はかけたくないですね・・・
5個も候補を挙げましたが、そもそも、埋まってない残り5マスでシュートは36になるはずです。(合計46本-フリースロー10本=36本)
で、AとBは合計で同じシュート数だけど、フリースローは1本差・・・
ということは、AとBの2点・3点シュート計は1本差(≒AとBはほぼ同じ)ということになりますよね。
ということは、Aに「12本と8本」「15本と10本」を入れた時点で、その「2倍-1」の数が36を超えるので候補からは除外されますよね。
そこでポン太氏は思います・・・
9本と6本が怪しい・・・
まあそうなりますよね。AとBで約30本、いい具合ですよね。(ホントにこんな感覚で解いてます。笑)
そうしないと逆にCの2点シュートが多くなりますし、まずはそこから埋めてみようというのが妥当かと思います。
では、「9本と6本」で埋めていってみましょう。
ここまでAとBの合計が辻褄があってますね。ここまで来ると期待感しかありません・・・。
すべて辻褄が合いました!表はこれで完成です!
たまたまに見えますよね?
そうですたまたまです。笑
それでもある程度根拠を持った絞り込みなので、自信を持って埋めることができました。
選択肢
1:Aの合計得点は40点だった。・・・×(38点)
2:Bが決めた2点シュートの数は6本であった。・・・×(10本)
3:Cが決めたシュートの数は合計12本であった。・・・正解!
4:Cが決めた2点シュートの数はAが決めた2点シュートの数より多かった。・・・×(逆ですね)
5:2点シュートによる得点は、A・B・Cの3人で合計26点であった。 ・・・×(26「本」ですね)
という訳で答えは、
3:Cが決めたシュートの数は合計12本であった。
でした!
途中のミスリードを誘うような?文章に惑わされなければ、意外と簡単に感じるものではないでしょうか。
冒頭でお話したとおり、この数量相互の関係の問題って方程式を作って、法手式を表に入れて・・・と結構面倒くさいのですが、
今回のような(半ばゴリ押しと)ひらめきで、方程式を作るほどの計算をしなくても解くことが出来ます。
毎度毎度ですが、説明が長いのは画像を細かく入れているからで、実際解いてみるとそんなに時間はかからないですよ。
算数・数学が苦手な方でもこの方法なら解けるのではないでしょうか。
ぜひ一度試してみてください!
最後までお読みいただきありがとうございました!