みなさんこんばんは、ポン太です。
今日は判断推理をやっていきますよ~。
問題は以下を見て頂ければと思うのですが、大学に在籍する生徒の履修状況についてです。
履修状況と聞いてドキっとした方いますか?
私も結構単位には苦労しました・・・
噂では、奨学金借りてるのにも関わらず、その年度の終わりの時点で、「卒業に必要な単位数の1/4×何回生」をとれていないと、警告文がくるとか来ないとか・・・
でも目指すべきは1/4を4年で、ではなくて、3年である程度めどをつけて4年は少なめに、公務員試験対策や就活に時間を割きたいですよね。
皆さんもぜひ、単位は落とさないよう気を付けてくださいね。
どこの大学・学部もそうだと思いますが、情報量がモノを言うと思います。笑
さて、本題に入ります。
今日は、そんな大学の履修状況が中途半端に分かる状態から、「確実に」いえるのはどれか。を選択する問題です。
「確実に」っていやですよね。ってことは逆説的に捉えれば、「確実に言えない部分もあるってこと?それってどれくらい?どこまで考えればいいの?」
みたいな不安がよぎります。
いったん問題を見てみましょう。
※模範解答を載せているわけではありません、ご了承ください。また、この解説にかかる責任は負いかねますのでご承知おきください。
目次
ある法学部に在籍するA~Eの学生5人における憲法、民法、刑法、行政法、商法の5科目の履修状況について次のことがわかっているとき、確実に言えるのはどれか。
・5人が履修している科目数はそれぞれ3科目以内である。
・憲法を受けている者は3人おり、そのうち1人はCである。
・民法を受けている者は4人いる。
・刑法を受けている者は2人いる。
・行政法を受けている者は2人おり、そのうち1人はCである。
・商法を受けている者は3人おり、そのうちの2人はBとCである。
・AとCが2人とも履修している科目はない。
・Eは刑法も商法も履修していない。
選択肢
1:Bは憲法を履修していない。
2:Bは行政法を履修していない。
3:Dは憲法を履修していない。
4:Dは刑法を履修していない。
5:Fは行政法を履修していない。
条件多いな~。
「確実に」ってのも中途半端だし。
と、こういう問題、皆さん積極的に解きたくない部類の問題かと思います。
ただ、「確実に」の部分はあまり気にしすぎないようにしましょう。
逆に言えば、正解以外の選択肢は「確実に言えない」or「間違ってる」わけですから、消去法で自信をもって正答が出るはず!と考えれば良いんです。
それさえ頭に入っていればあとは時間との勝負なので、どうしてもわからん!となったら、ある種「捨て問」になる可能性はありますが・・・
でも、
「確実に」で毛嫌いしてる人は、「他の選択肢は確実に言えないだけなんだ」と頭を切り替えると見方が変わるかもしれません。
また、「条件が多い」のも今まで言ってきたとおり好都合です。
ヒントが多いわけですからね。
改めてになりますが、
問題が長文=難しい 問題が短い=簡単というイメージは捨てましょう。
もちろん、無駄な情報ばかり書かれた長文問題もあるかもしれませんし、短文で瞬殺の問題もあるとは思います。
でも、それでもみなさんにお伝えしたいのは、
問題文や選択肢はヒントの宝庫
ということです。それがなければ解けないわけですから、当然ですよね。
では、解説に行きましょう!
今回は、表を作って埋めていくのが一番早いと思います。
今回は解説のため定規を使いましたが、本番では、欄がずれない程度に書ければ十分です。
条件をおさらいです。便宜上番号を付けています。
・5人が履修している科目数はそれぞれ3科目以内である。・・・①
・憲法を受けている者は3人おり、そのうち1人はCである。・・・②
・民法を受けている者は4人いる。・・・③
・刑法を受けている者は2人いる。・・・④
・行政法を受けている者は2人おり、そのうち1人はCである。・・・⑤
・商法を受けている者は3人おり、そのうちの2人はBとCである。・・・⑥
・AとCが2人とも履修している科目はない。・・・⑦
・Eは刑法も商法も履修していない。・・・⑧
これらをまず「字面」でわかるところから埋めていきます。
①の条件は一度スルーですね。全部で15科目以下とはわかりますが。
②ですが、このようになります。
以下、③~⑧はこのように順番に埋めていくことが出来ます。
ごめんなさい表現が汚いですね。
言いたかったのは、一旦スルーした①の条件についてです。
これを見逃さない(忘れない)ようにしてほしいということです。
⑥の時点で、のべ14科目と分かった訳ですが、①の条件と照らし合わせると、その組み合わせは、
3科目×4人+2科目×1人=14科目
しかあり得ないですよね。一人4科目以上はあり得ないですから。
ということは2科目しか履修していないのは、表を見るとAということがここで分かってしまいます。
Cがこれ以上履修していないのも分かりますね。
ここ(全部で14科目→Aが2科目)がポイントで、気づけないとなかなか先に進めないのですが、結構こういったポイントってさらっと解説されてたりするんですよね。
ここまでくると後は芋づる式です。
ここまでは横(人)で見てきましたが、次は縦(科目)で見てみます。
さて、あとは「憲法×刑法」「B×D」という状況なのですが、この状況でここを埋めることができるでしょうか・・・
ちょっと難しそうですよね。
そんなときは、一度選択肢を見てみましょう。
選択肢
1:Bは憲法を履修していない。
2:Bは行政法を履修していない。
3:Dは憲法を履修していない。
4:Dは刑法を履修していない。
5:Fは行政法を履修していない。
もう一度画像のおさらいです・・・
1:Bが憲法履修しているかは・・・不明(確実に言えない)ですね。
2:Bは行政法履修していない・・・していない!これが正解ですね!
念のため3~5も見ておきましょう
3:Dは憲法を履修しているかは・・・不明(確実に言えない)ですね。
4:Dは刑法を履修しているかは・・・不明(確実に言えない)ですね。
5:Eは行政法を履修・・・してますね。誤りの選択肢です。
つまり答えはBが行政法を履修していないでした。
意外とあっさりでしたね。
問題の条件に加え、そこからさらに分かることを紐解いてから、選択肢に移る。
それは判断推理の基本ですが、意外と個々の解説には書いていないものです。
今回で言えば、①~⑧の条件だけでは確実に言えるものはないですよね。
当たり前のことですが、念のため。
皆さん、選択肢を見て気付いたことがありますか?
それはBとDが2つずつ、憲法はともに入っているということですね。
結果論にはなりますが、 「憲法×刑法」「B×D」 が不明なまま選択肢を見ても、「ここが分からなくても正解に辿り着けるんだ」ということがお分かりいただけたと思います。
さすがにこの問題で選択肢から 「憲法×刑法」「B×D」 が不明な部分だ!山場だ!とヤマを張るのは難しいでしょうが、
表を埋めて選択肢に移るに当たっての(BとDは多少埋まらなくてもいいのかな?というような)安心感の一つになるかと思うので、選択肢を先に見ておくこともおススメです。
上記のとおりですが、
2: Bは行政法履修していない
が正解でした!1手順ごとに画像を挿入したので長く感じたかもしれませんが、結構簡単でしたよね。
いかがでしたでしょうか。
長ったらしい文を見るだけで嫌気がさすという方は、ぜひ頭のスイッチを切り替えてみて、積極果敢に挑戦してみてください。
少なくとも今回の問題については、問題文のヒント(条件)が無駄になることはなかったですよね。
問題文をしっかり読むこともトレーニングの一つです。
分からなければすぐ解説を読む!というのも一つの勉強法ですが、今一度問題文をしっかり読んで、それでもなお分からなければ解説を読むという、ワンクッション置いてほしいのが私の気持ちです。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました!