みなさんこんばんは、ポン太です。
唐突ですが、皆さん歯医者って得意ですか?苦手ですか?
得意って表現はないかもしれませんが、歯医者が苦手な方も多いと思います。
私も以前、気を失いかけたことがあるくらい苦手でした。
でも最近自分に合う歯医者を見つけて、検診などで定期的に通うようになり、苦手意識がなくなりました。
数的処理に悩む皆さんも、自分に合う解法を見つけて反復することで、苦手意識がなくなると良いですね。
さて、今日は判断推理の「位置関係」について説明していきます。
今回は円形ですが、直線や縦関係など、一つのパターンにはとどまらないので、今後もパターンを増やして解説していければと思っています。
今日は円形の位置関係について、張り切って参りましょう!
※模範解答を載せているわけではありません、ご了承ください。また、この解説にかかる責任は負いかねますのでご承知おきください。
図のように、円卓を囲んでA~Fの6人が座っている。
全員、お互いに他のものが座っている位置を知っている。
現在4人は円卓のほうを向いて座っているが、他の2人は、円卓を背にして座ってる。
A~Eの5人は、自分から見た場合の他の者の座り方に関して次のように発言した。
このとき、円卓を背にして座っている者の組み合わせとして最も妥当なのはどれか。
A:右隣にC、左隣にDが座っている
B:右隣にC、左隣にFが座っている
C:右隣にA、左隣にBが座っている
D:右隣にE、さらにその隣にFが座っている
E:左隣にF、さらにその隣にBが座っている
選択肢
1 A E
2 B D
3 B F
4 C D
5 C F
図
皆さん問題を見て「面倒だな~」と思いませんでしたか?
なぜそのような状況が起こるのか謎なんですが(笑)
こういう問題は、頭で考えていても進まないので、とにかく分かることを紙に書き出していくことですね。
スマートにパパパッと解ければいいんですが、ポン太にはそれが出来ません。絶望
まあこの問題は頭で考えてすぐ解ける類ではないとは思いますが・・・
でも、意外とあっさり答えが出ますよ。
今回の問題は、6人のうち2人が逆方向を向いて座っているという状況で、誰かが嘘つきみたいな (論理や真偽の問題などでも出てきそうな) 状況になるんですよね。
※今回は嘘を言ってるわけではなく、方向が逆なだけです。
この図を見ただけでも、矛盾が生じてますよね。(円卓ですが直線で示しています。)
少なくとも、BとCが言う「BとCが隣り合わせ」という状況は間違いなさそうですが、Aは「BとCが示した状況とは違う(Cの左隣がAである)こと」を言っています。
つまり、
「A」と「B・C」は別の方向を向いていることが分かります。
次に、
Dの発言に目をやると、「D(自分)の右隣がE」と言っているのに対し、Aは「Dの右隣はA(自分)」と言っています。
ここから、
AとDは別の方向を向いていることが分かります。
ここでもはや決着はつきました。笑
BとCとDは同じ方向を向いているので、Aは背を向けていることが確定しました。
なぜかって?
この問題は、正面(4人)と背を向けた(2人)の二つしかないので、B~Dが3人同じ方向を向いているということは・・・言わずもがなですね。
そして、選択肢から考えると、Aが背を向いている時点で答えは確定するのですが、一応確認のため検証してみます。
Aは背を向けて、B・C・Dは正面に向いた仮定で並べてみます。
A~Dの発言だけですべて埋まってしまいました。
やはりB・C・Dは正面を向いているようです。
後は、Eの発言が背を向けているか否かで、あと一人がEなのかFなのか決まります。
発言のないFの可能性もありましたが、Eが背を向けた発言だったので、逆説的にFは正面を向いていると分かります。
上記のとおり、背を向けて座っているのはAとEでしたね。
答え 1:A E
でした。あっという間でしたね。
いかがでしたでしょうか。
今回はAから辿っていくと、するするっと解けてしまったので、あまり悩んだ感もないですが、発言者の順番によっては右往左往することも予想されます。
ただ、机に背を向けているのは2人(3人以上はあり得ない)、ということを頭に入れて情報を整理していけば自ずと答えは出てくると思います。
意外と、一人ひとりの発言に注目してしまって、方向が前か後ろか2つしかないという当たり前のことを忘れてしまうことがあります。
言ってる意味が分かりづらいかもしれませんが、大局的な見方で問題を解いていかないと、こういった問題でもドツボにはまることもあるので注意しましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!