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【順序関係①・図で解説】今日の一問【判断推理3】

 みなさんこんばんは、ポン太です。

 ふと、 CokeOnアプリのポイントが貯まっているのを思い出し、オリンピックのチケット(サッカー)を2回応募してみたら、当然のごとく外れました。

 ところでオリンピックは予定通り行われるんでしょうかね・・・

 札幌でマラソンに切り替えたはいいものの、緊急事態宣言が出ましたし・・・

 日本だけの問題じゃなくって全世界から人が集まりますからね。

 何より人命にかかわるんで、早く収束することを願うばかりです。


 さて、今日は判断推理の順序関係について解説します。

 順序関係と言っても色々ありますが・・・

 今回は多少計算も絡んでくる問題になります。

 以下、説明していきますね。

※模範解答を載せているわけではありません、ご了承ください。また、この解説にかかる責任は負いかねますのでご承知おきください。

1 問題(東京都2004・改)

 ある会社のA~Eの支店について、それぞれの支店の社員数を調べたところ、次のア~エのことがわかった。

ア 社員数が最も多いのはA支店であり、A支店の社員数は45人であった。
イ 社員数が2番目に多い支店とA支店の社員数の差は2人であった。
ウ C支店とD支店の社員数の差は2人、B支店とC支店との社員数の差は3人、C支店とE支店の社員数の差は4人であった。
エ A~Eの5つの支店の社員数の平均は40人であった。

 以上から判断して、社員数が3番目に多い支店と4番目に多い支店との組み合わせとして正しいのはどれか。

   3番目 4番目
1:  B   C
2:  B   D
3:  B   E
4:  C   D
5:  C   E

2 解説の前に

 問題を読んでいかがでしたか?

 なんとなくですが、「C」がやたら出てくるなとか、±2~4の間だからそんなに各支店に差はないのかな?とか、色々と感じたことがあると思います。

 それらは以下で説明するとおり、問題を解くうえでヒントになり得るものです。

 なので、直感が正しいかどうかは別にして、「何か」を感じ取ることが重要です。

 それを紙に書き出すだけで、解決の糸口になるかもしれません。

3 ポン太はこう解く!図で解説!

(1)問題文をよく読むと・・・

 この問題、上で説明したとおり、問題文(ア~エの条件)にヒント山盛りなんですよね。

 アは文字そのままなのでいったん割愛します。

 イでは、2番目の支店は43人(45-2)であることが分かります。

 ウは一見難しそうに見えますが、すべての条件に「C支店」が入ってますよね。

 私の勝手な見方ですが、これは「Cを基準に考えよ」という出題者のメッセージだと思っています。笑

 エはこんなヒントくれちゃっていいの?という感じですが、5支店平均40人ですから、全部で200人と分かります。

 そして、アの条件と合わせると、B~E支店で合計155人(200-45)の社員がいることがわかりますね。

 これだけで結構前進した気がしますよね。

(2)Cを基準にグラフにしていく

条件ウからCを中心として以下のようなグラフを書くことが出来ます。

BもDもEも、Cとの差が判明しているので、Cを中心に考えます。

 逆に他の支店を基準にすると、とんでもなく面倒なことになりかねないので注意しましょう。

 B・D・Eはそれぞれ2パターンの可能性があるということですね。

 と考えると、2×2×2=8パターン?いや、なんかそれ以上に考えることが多いような気がしてきた・・・という方もいるかもしれません。

(3)意外と考えるべきパターンは少ない

 以下のグラフと数字を見てください。

 C~Eがそれぞれ2番目に人数が多い支店だった場合のパターンで4種類数字を入れてあります。

 赤い数字は(その行では)揺るがない数字です。つまり他のアルファベットで調整するしかないということです。

 Cは1種類しか数字があり得ないのと、2番手は43は決まっているためです。

 このなかで、B~Eの和が155となる組み合わせを見つけていきます。

1行目(Cが2番手の場合)

 例えば1番上の行は、Cが2番手支店だったとした場合です。

 D2、B2、E2に数字が入っていないのは、そこに数字は入りえないからです。

 だって、Cが2番手なのにそれより大きい数字になるわけないですもんね。

 こんな具合で、1行目は全ての数字が確定しますが、

39+40+41+43=163で「不適」となります。

2行目(Dが2番手の場合)

 2行目は、Dが2番手支店だとした場合です。

 Dが2番手支店だとすると、D2は43で決まるので、D1は使えません。カッコ書きにしてあります。(D1では2番手支店になれない)

 また、CはC1C2という2パターンはないので、41で決まりです。

 つまり、2行目も数字が確定しますが、

37+38+41+43=159で「不適」です。

3行目(Bが2番手の場合)

 この場合は、数字が可変となるのはDだけであることが今までの説明でお分かりいただけるかと思います。

 そのため、考えうるパターンは、D1=38、D2=42の2パターンですね。

 それを計算すると

3行目は 
D1 36+38+40+43=157 で「不適」
D2 36+40+42+43=161 で「不適」

 となります。

4行目(Eが2番手の場合)

 ここまで来ると、Eが2番手であることは決まりですね。

 数字が可変となるのは、BとDの二つです。

B1=36 B2=42
D1=37 D2=41

 一度立ち止まってみましょう。

 ここで求めるべきはB~Eの和が155となるパターンです。

 C=39、E=43でC+E=82は揺るがない数字な訳ですから、

 BとDで残り155-82=73となる組み合わせが見つかればOKですね。

B1=36 B2=42
D1=37 D2=41

 この中で合わせて73となる組み合わせは・・・

 B1とD1で36+37しかないですね。

 つまり、

B=36(5番目)
D=37(4番目)
C=39(3番目)
E=43(2番目)

 となります。

4 答えは・・・

 今回は、3番目と4番目の組み合わせを答える問題ですので、

 答えは4:3番目がC、4番目がD

 となります。

5 まとめ

 いかがでしたでしょうか。

 今日は、順序関係の問題について解説しました。

 今回は比較的やさしい難易度だったかなと思います。

 選択肢の「3番目」がBとCしかないので、一か八かでCが3番目!って当てはめたらもっと早く解けることもあるかもしれません。笑

 ただ今回の問題、例えばCではなくBを基準に置いたりするだけで、難易度が★2から★5になるようなところがある(あくまでイメージです)ので、問題文からヒントをしっかり読み取っていきたいですね。

 最後までお読みいただきありがとうございました!

 

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