こんにちは、ポン太です。
今日は、専門試験の中でもトップクラスに出題数の多い、経済原論についてご説明していきたいと思います。
現在経済学部在学中で公務員試験を目指している方も少なくないでしょうから、釈迦に説法になってしまうかもしれませんが、
初学者にとっては入り口からつまづく科目です。
そもそもミクロとマクロって何で分けてんの?どっちから勉強始めればいいわけ?
となってしまうんです。私も実際最初は訳分からん状態でした。
そんな皆さんに対して、今日はまず経済原論とは?ミクロ経済とマクロ経済の違いとは?といったところから説明していきたいと思います。
目次
専門試験としてこれまで、法律系三大科目を説明してきましたが、今日お話するのは、その法律系科目と出題数の多くを二分する「経済系科目」のトップ、経済原論についてです。
経済原論とは、ミクロ経済学とマクロ経済学に分かれており、大体の試験で専門試験の20%~30%を占める科目になります。
「憲法」「民法」「行政法」そしてこの「経済原論」は試験を問わず、対策が必要になる科目ですね。
そして、暗記系科目というよりも、考え方や理論を問われるため、付け焼刃では対応できないところが共通してますね。
財務、国税専門官試験では出題数は少なくなっていますが、併願などを考えると、対策を怠ることはできません。
そして、初学者の方に分かりづらいのが、この経済原論は「ミクロ経済学」「マクロ経済学」に分かれているんですね。
受験生の間では、よく経済原論のことを「ミクマク」なんて略したりしますが、この2つを攻略することが必要となります。
ミクロ経済学とは、簡単に言えば
買い手と売り手のレベルで経済を紐解いていく
そのような科目になります。
ミクロとマクロの違いを明確にするために、マクロ経済学の説明に移ります。
マクロ経済学とは、
市場(財・金融・労働)のレベルで経済を紐解いていく
そのような科目になります。
見て頂いたとおり、言葉のとおりですが、
ミクロは小さい単位でマクロは大きい単位で経済を見ていこうという区分けになります。
ミクロ経済とマクロ経済を本当にざっくり説明しましたが、ミクロ経済とマクロ経済にはそれぞれ各論あり、それらを網羅的に勉強していく必要があります。
経済学部出身者の方はなんてことないかもしれませんが、初学者の方は、習得にかなりの時間を要すると思ったほうが良いです。
そのため、初学者の方は専門試験では一番初めに手をつけても良いくらいの科目と心得てください。
ただ、法学部以外の学部生は、法律系科目も早めにとりかかる必要があるので、双方試して、習得に時間がかかりそうな方から勉強していくと良いのではないでしょうか。
それぞれ得手不得手ありますからね。
ただ、法律系科目と違って、一度覚えてしまえば、頻出の計算問題は得点源となりやすいので、オススメです。
本題ですが、順番としては、
ミクロ→マクロで進めていったほうが効率が良いと思います。
初学者の方は、まず参考書等で理論を頭に入れた後、過去問演習に移るのがオススメです。
過去問集にも、頻出テーマの説明は(解説とは別に)載っていますが、それでは心もとないです。
参考書、過去問集のダブル使いで突破を目指しましょう。
過去問はこの記事のように2冊使いをオススメしています。
オススメ参考書については、以下説明していきます。
参考書はこちらの2冊がオススメです。
この参考書のオススメポイントとしては、
・公務員試験に特化していること
・教養試験、専門試験とレベル分けして構成されてること
→専門試験不要の人も必要箇所が分かりやすい。
ちなみに私が試験対策で使用していたのは以下の2冊です
こちらの参考書については、当時公務員向けということもあり、使用していましたが、上記の2冊と比較して、公務員以外の試験もターゲットとしているため、オーバーワークになってしまうところが、デメリットかなと思います。
過去問はまたかよ、とお思いでしょうが、スー過去がオススメです。
私自身がスー過去で合格したということもありますが、それ以上に公務員試験受験ジャーナルの実務教育出版から出版されているという安心感がありますよね。
スー過去の宣伝文句として、過去の合格者の声が以下のように載っていました。
・自分なりの「戦略」を持って、学習に取り組む!
・完璧をめざさない!ザックリ進めながら復習を繰り返す!
・「スー過去」を自分に合わせてカスタマイズして使い倒す!
・すぐに解説を読んでもOK!考え込むのは時間の無駄!
というものがありました。
まあ、どのような使い方でも成果が出るよ!ということを言いたいのだと思います。
一番下の考え込むのは時間の無駄!というのは人によると思うので極端かもしれませんが・・・
今日は主に専門試験の経済原論について概略を説明してきました。
各論については、また機会を設けて記事にしたいと思っています。
経済原論は、法律系科目と同じく捨て科目にできない科目なので、腰を据えて勉強に励んで頂ければと思っております。
最後までお読みいただきありがとうございました!