みなさんこんにちは、ポン太です。
今日は、給与やその使い方等について、学生と社会人ではガラッと変わるので、その点について概要を説明したいと思います。
主に学生から社会人になる目線での記事ですので、転職の方などには当てはまらない部分もあるかと思います。ご了承ください。
給与から引かれるお金の関係やオススメしたいお金の貯め方や銀行・カードなど、書きたいことはたくさんありますが、まず今日は大枠を説明して、各ジャンルについては個々にまた記事をアップしたいと思っています。
いずれにせよ、公務員を目指し、公務員か否かに関わらず社会人になるということは、今までと頂く給与の額も変わりますし、立場等も変わります。
社会人になる前にこういった仕組みなどを理解しておけば、就職した際にお金の使い道や管理がだいぶ楽になると思います。
新入社員って、初めての仕事や知らない方ばかりの歓送迎会などで毎日ヘトヘトです。
お金のことなんか考える暇もなく、「あれ、意外とお金使ってしまった。あの支払いどうしよう。」なんてことは結構あります。
逆に嬉しいかな悲しいかな、「使う暇がなくて知らないうちに貯まった」という方もいますけどね。
ただ、いずれにしても仕組みなどを理解しておくこと、効果的なお金の使い方等を知っておくことは必ずやプラスになります。
以下、説明していきますね。
目次
基本的に、社会人1年目は2年目より手取りが多くなる傾向にあります。
昇給などにもよりますが、2年目の方が手取りが少ないことがほとんどです。
何故かというと、「住民税」が大きく関わってきます。
また、細かくは説明したいと思いますが、基本的に給料に掛かってくる税金は
所得税と住民税です。
これはテストに出るレベルで覚えておいてください。笑
で、所得税は、毎月受け取る給与から計算されて然るべき金額が初任給の月から引かれるんですね。(毎年年末に調整がありますが←これを年末調整といいます。)
対して、住民税は昨年1年間の収入・所得に対して金額が決まります。
そして、昨年1年間の収入・所得で決まった住民税の金額の約1/12ずつが、次の年の6月の給与から引かれます。(ボーナスからは引かれません)
いわゆる新卒ストレートで就職した場合で考えると、大学4年生の12月までの1年間に収入100万程度しかバイトで働いていない場合、社会人1年目の住民税はほぼゼロに近いと思います。
そのため、就職した1年目から2年目の5月までは、住民税がほぼ引かれないため、手取りが相対的に多くなるんですね。
恐らく、初任給くらいの金額だと、働いている地域や住んでる自治体で結構差が出ますが、2年目からは数千円から1万円くらいの住民税が毎月引かれることになるのではないかと思います。
それだけの負担分を新入社員の昇給では賄えないことがほとんどかと思います。
なので、「約1万円」。これは最初からないものと考えるくらいのスタンスがお勧めです。別口座に分けるくらいの心構えでいると、翌年対応がスムーズにできるかもしれません。
学生のアルバイトに関するお金の話を以前記事にしましたので、興味のある方はぜひご覧ください。
よく初任給や手当て等が求人情報や募集要項に書かれていると思います。
ただし、それはあくまで「収入金額」であり、そこから社会保険や所得税・住民税などが引かれ(「天引き」と言われます)、「手取り」が決まってきます。
但し、色々と天引きされる金額というのは、前職の有無などによっても変わって来ますし、そういった情報は記載されていません。
そのため、「あれ・・・?なんか思ったより手取り低い」なんて感覚が起こるんですね。
特に学生バイトから社会人になると、アルバイトでは引かれていなかった所得税や社会保険料が急に引かれるようになるため、面食らう方が多いです。
一定の金額以下では天引きされないものがあるため、アルバイトではだいたい収入→手取りくらいの方が多いですからね。
とはいえ、そういったものが引かれるという前提を知っておけば、少なくともビビッてしまうことはないでしょう。(詳細はまた記事にします)
ただ、初任給として募集要項などに載っている金額は、一定の手当などが含まれていたりするため、実際に初任給をもらうまでは、実際の細かい手取りを自分で計算するのは難しいというのが実情です。
奨学金は、基本的に就職してから半年は徴収されない期間がありますが、半年後から毎月の給料やボーナスからなど、自身が選んだ方法で口座から引かれていきます。
手紙などで最初の振替(引き落とし)のお知らせはあると思いますが、給与を受け取る口座と違う口座を振替口座に設定していたりして、振替不能になってしまったなどの事例はよくありますので気をつけましょう。
特に就職から半年間引き落としを猶予してくれることで、「奨学金が引き落とされること自体忘れてしまっていた。」とか、「その金額を考えずにクレジットで買い物してしまった」などの事態は必ず避けるようにしましょう。
住民税と同じく、就職当初から、「この金額はないもの」と考えるくらいがいいでしょう。
奨学金は言い換えてしまえば「借金」です。貸与型のものを返済しなかったり遅れたりすると、後々の与信に響いたりしますので、必ず返済するようにしましょう。というよりも、借りたものは返す、これは当然です。
ただ、一定の要件を満たすと猶予が認められることもありますので、どうしてもという場合は確認してみてください。
このご時勢、現金で給与を支払い、という会社はほとんどないはずです。
特に公務員は、必ず銀行振込になっているはずです。
その銀行ですが、会社によって、銀行を指定される、限定される場合があるので、その場合はそれに従いましょう。というか従わないとお金もらえなくなっちゃいますし。笑
もし、基本的に縛りはないよ、という会社であれば、給与受取口座は、メリットデメリットをよく考える必要があります。
もちろん途中で変更は可能ですが、色々な引き落としも同じ口座にしていると、それらも一緒に変えるなどの手続が必要になり面倒ですし、最初に設定する銀行はもし選択の幅があるのであれば、しっかり考えて選びましょう。
(ただ、将来住宅ローンなどを借りる際は、各種変更手続の面倒くささ以上のメリットがある場合は多々あります。)
就職した後、4月、遅くても5月に初任給が振り込まれるため、入社時、場合によっては入社前に受取口座を指定する必要が出てくるかと思います。
そのため、開設は就職を見据えて余裕を持って行いましょう。
オススメの銀行は、また紹介します。給与を複数に分けて振込みをお願い出来る場合もあるので、複数紹介できればと思います。
※複数に分けることが可能であれば、それは職員、社員としての権利ですが、総務や経理の方に負担をかけたり、手数料などの問題で金額の基準があるということもあるので、そうしたい場合は一度相談してみることをオススメします。
学生でもお持ちの方もいらっしゃるとは思いますが、クレジットカードを作るかどうか、社会人になると悩むかたもいらっしゃると思います。
個人的には、1枚は持っておくことをオススメします。
なぜかというと、スマホ料金や電気代など、毎月掛かってくるものは、クレジットで落としたほうが確実に「お得」かつ「計算がしやすい」からです。
クレジットを作るメリットとして、「ポイントがつく」等の面をオススメしている記事などをご覧になられた方は多いのではないでしょうか。
それはその通りです。1%であれ、銀行の引き落としでは付かないポイントがつけばそれはお得ですよね。
ただ、私がオススメする理由は、「毎月一定の日に固定費がまとめて落ちるように出来る」ところが大きいです。
スマホ代、保険、光熱費などが何回も分かれて銀行から引き落とされると日々残高が変わって、自身の資産把握が難しくなります。
そのため、固定費引き落としのためにクレジットカードを1枚作るのは私としてはオススメです。後は付属で発行を依頼するETCカードがないと、高速代が高くなったりしますしね。
しかし、クレジットカードで高い買い物をしてしまって首が回らなくなることはもとより、リボ払いの利息地獄に足を踏み入れてしまうと抜け出せない可能性があるので、普段の買い物などは下記のデビッドカードがオススメです。
最近、かなり浸透してきている感のあるデビットカードですが、皆様ご存知でしょうか。
クレジットカードは、例えば、「1/1~1/31までに請求が来たものは2/27に引き落としますよ」というのに対し、
デビットカードとは、基本的にその場で5,000円の買い物をしたら、5,000円その口座から「その場で」引き落とされるカードです。
なので、基本的に残高以上に引き落とされないため、支払能力以上に使ってしまうことも防げますし、仕組上クレジットのような審査はほとんどありません。
VISAやJCBなどのブランド系デビットカードと、銀行のキャッシュカードと紐付けるJ-Debitの大きく分けて2種類ありますが、基本的にはVISAやJCBのブランドでクレジットと大差なく使える前者がオススメです。
ただ、なかには、請求がその場ではなく少しタイムラグがあって使いにくい場合もあります。
amazonなんかは、私が使った時は、1日後くらいの請求だったので「ちょっと使いにくいな」と感じましたが、それも使い方次第で解消できるので、またご紹介します。(「また紹介します」が多くてゴメンナサイ、今回の記事はそんな感じになります。)
ただ、上記のとおり固定費は請求がバラバラになるので、そこはクレジットの方がメリットがあるかなと感じます。
ただ、普段使いで使えばカードによってはポイントも貯まりますし、資産の把握もすぐできる、という面でデビットも一つは持っておきたいですね。
保険会社の保険は入るべきか。
よく新卒の後輩に聞かれたりしましたが、これを一言で答えるのは至難の業です。
死亡保険、医療保険、就労不能時の給与サポート系の保険、個人年金系の保険など、複数の保険タイプがありますし、保険会社や商品を挙げたらキリがありません。
さらには、掛け捨てなのか積み立て型なのか、持病の有無や、家族の既往歴等、外貨建てのものにするかなど・・・入るべき商品を考えるにあたっての事項が多くありすぎて、「入るべき」「入らないべき」と一概には言えません。
健康保険などの制度があるから保険に入る必要はない!という記事も見かけますが、一言で済ますにはリスクがある内容かなと思います。
また、少しずつ説明していければいいですが・・・ちょっとボリュームが大きいですね。
ただ、もし保険に入ることが決まったのであれば、会社の団体割が効いたりすることがあるのでそういった部分は活用していきたいですね。
一人暮らしをした際の家賃補助などは特に会社によって規定が大きく変わるため、ここでは説明を省きます。
また、証券会社の非課税での運用(NISA)や個人型確定拠出年金iDeCo、ふるさと納税については、節税効果などがあり、話題にもなっていることから興味のある方も多いかと思います。
ただ、iDeCoやふるさと納税はメリットがあるのは確かなんですが、その方の収入や職種、住宅ローンの有無などによって、メリットの大きさや節税の金額がかなり変わってきたりします。
そのため、また改めて機会を設けて説明しますが、雑誌やネットで書かれている節税効果にはだいたい「年収○○○万円、家族構成は~」などの注意書きがあるのではないかと思います。
その場合、「その注意書きの場合に」それだけメリットが受けられるという説明であって、だいたい最大値やインパクトのある数字で書かれていることが多いのではないかと思います。
そういった情報を目にすると飛びつきたくなる気持ちも分かりますが、自身にとってメリットがどれだけあるのか、吟味してから加入や開設等を考えたいですね。
※予備知識としてですが、言葉としてはふるさと「納税」とありますが、実際には自治体に「寄付」をすることで節税が受けられるものになります。覚えておくと役に立つことがあるかもしれません(?)
章が多くなりましたが、社会人になるにあたり、お金について考えることはたくさんあります。
これ以外にも子供が生まれれば扶養の関係や、光熱費などの自由化による選択などなど・・・考えることがたくさんありますね。
最初に書いたとおり、就職してから考えると間に合わない手続きもあるので、今回興味をもってお読み頂いた学生の皆様は、少しずつでも準備できると良いかなと思います。
鵜呑みにしてしまう前に自分で考える必要もありますが、雑誌などの紙面が見やすければ「こういうものがあるんだ」程度でも興味を持って読んでおくだけで違うと思います。
今回は概略を説明しましたが、それぞれのオススメ銀行や、お金の使い方貯め方などもまた紹介していきますので、ぜひご覧いただければと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!