みなさんこんにちは、ポン太です。
今日は教養試験の数的処理の一つ「資料解釈」について、勉強法やオススメ参考書を紹介したいと思います。
資料解釈とは、その名のとおり、グラフなどの図表を分析・計算し答えを導く(選択)する科目です。
資料の分析といっても、割合から実際の数を求めたりという計算が必要になることもありますし、ただ単に「図表などを見て答える」だけの科目でないことは頭に入れておいてください。
数的推理、判断推理でも同じようなことを繰り返しお話したのでうんざりするかもしれませんが、資料解釈についても、仕事で活かせる部分が多々あります。
ぜひ「仕事で使うとしたらどういう見方をするんだろう」というような観点からも問題を見てみてください。
もちろん問題にもよりますが、処理能力を問う出題者の意図からすれば、そういった見方で答えに近づくこともあると思います。
ただし、数的推理や判断推理に比べて出題数は圧倒的に少ないため、資料解釈の試験勉強にあまり時間をかけすぎないように勉強の配分には注意しましょう。
目次
資料解釈は、先日記事にした判断推理以上に、「じっくり考えれば解けてしまう」科目です。
ただし、答えに近づく解法、対策(過去問等の傾向を知らない)をしていないと引っかかってしまう選択肢もあったりするので、対策なしというのは不安です。
そこで私がオススメしたいのは、基本的に過去問演習を中心に行っていく方法です。
数的推理や判断推理では、参考書→過去問演習という組み合わせをオススメしましたが、資料解釈は過去問を見て、「こういったグラフや図表が出てくれば、このような計算・分析をする!」というようなプロセスを体系的に覚えていくのが近道かと思います。
大げさに言えば、本番で九九のように(このパターンはあの解き方!)と出てくるような感じになるといいですよね。
(判断推理の記事は以下になりますので、一度ご覧いただけると幸いです。)
この記事のように、本来であれば参考書(練習問題)で解法を習得してから過去問演習、といきたいところですが、公務員試験の試験勉強は時間が有限です。
出題数の少ない資料解釈の勉強に、数的推理・判断推理並みの時間を掛けるのはもったいないです。
ただ、公務員試験対策において過去問演習は欠かせないので、資料解釈については過去問で対策していこうというのが私のオススメです。
無策で挑んだ結果、こんなグラフはじめて見た!なんてことに本番でなってしまうと焦りが焦りを呼ぶという最悪のパターンに陥ってしまうかもしれませんしね。
ただ、資料解釈に限らず、正答率が極端に低い、対策しても解くのが難しい問題がでることがあります。
そのような問題を試験中にスルーするのか否かも、対策しておくと判断がしやすいと思います。
ほとんどの問題は「じっくり考えれば解けることがほとんど」とお話しましたが、最初は解説等をみないと解法がさっぱり分からない、という場合もあるので、参考書等を片手に解いてみてはいかがでしょうか。
オススメ過去問はまずはこれですね。
またスー過去かよ!という方も多いかと思いますが、基本的に問題の質やバランスは、スー過去がピカイチかなと思います。
解説が淡白だ!という意見を結構聞きますが、参考書で補ってもらえれば、それでいいというのが私のスタンスです。そのほうが考える力もつきますし。
そして、(解説の合う合わないはありますが)、過去問はスー過去と決めておけば書店やamazon等で買う問題集を悩む暇も省けますよね。
時間との戦いでもありますから、迷ったらスー過去!これが私のオススメです。
ただ、他の過去問集で質の良い、スー過去に追いつけ追い越せで分析をしているものもたくさんあるので、スー過去がどうしても苦手!と言う方は、他のものもチェックしてみてください。
過去問を先に紹介しましたが、隣においておきたい参考書はこれです。
やはり数的・判断と同じワニ本をオススメしたいですね。
私が使っていた頃に比べ、「令和版」となってより受験生目線といいますか、分かりやすくなったと感じます。(気のせいでしょうか笑)
とはいえ、スー過去ないしは他の過去問集のとなりに置くのであれば、他の参考書でも構いません。
とりあえず一度サーっと目を通して、過去問の演習に移りましょう。
数ある参考書の中でワニ本をオススメしたのは、過去問演習についてスー過去ではなく、判断推理などと同じように「ワニ本+カンガルー本」の組み合わせも選択肢としてアリだと思うからです。
判断推理の記事でもお話したとおり、基本的には参考書+スー過去で、スー過去で分からない部分を参考書で補い、思考力を高めていければ、というのが私のオススメ勉強法ではあります。
ただし、資料解釈については出題数も限られ、勉強時間もあまり割けません。
それであれば、解説が詳しく、ワニ本と親和性が高いカンガルー本で勉強時間を短縮するのも一つだと思います。
なにより、ワニ本とカンガルー本では、問題が被らないという配慮がなされています。
これは本当に勉強する側にとってはうれしいポイントです。
皆さんも勉強を進めていくと、「参考書の練習問題でみたのと全く同じ問題じゃん」という場面に遭遇することがあると思います。
それがなくなるのは、より満遍なく対策ができるということになるので、特に時間を避けない資料解釈対策にはワニ本+カンガルー本の組み合わせもオススメです。(スー過去も一冊通して解いていけば満遍なく対策できるのは間違いありません。)
いかがでしたでしょうか。
資料解釈は、他の科目に比べて出題数は少ないですし、「じっくり考えれば分かる」と記載したとおり、難問でなければ点数の差がつきにくい科目ともいえます。
逆にいえば、正解率が高い問題を取りこぼすと、他の科目への負担が大きくなりますし、他の受験生に差をつけられるかもしれません。
ぜひ、得点しておきたいですよね。
そして「点数」の差がつきにくい科目と記載しましたが、解法などを記憶し、正しく素早く問題を解くことで、「時間配分」で他の受験生に差をつけることはできますし、それが最終的に総合点の差につながる可能性も十分にあります。
「時間は有限ですがこつこつとやっていく」これが合格の最大にして唯一の秘訣です。(短期間で合格!という体験記ももちろんありますし、可能性はゼロではないですが、時間を掛けたほうが合格率が高くなるのは当然かと思います。)
問題数が少ないからと無策で挑むのではなく、少しでも対策をして、合格に一歩ずつ近づいていきましょう。(ただし、息抜きも忘れずに)
最後までお読みいただきありがとうございました!