みなさんこんにちは、ポン太です。
このブログでは主に独学で公務員試験を突破するための秘訣や、社会人の心得等を紹介しています。
今日は、教養試験の「判断推理」の勉強法について触れていきたいと思います。
2020.2.25追記 1記事1問形式で 問題の解説を始めました、ぜひご覧ください!
この判断推理は、先日紹介した「数的推理」と同じく、問題数なども多く、対策が必要になってくる科目です。
数的推理については、以下の記事をご覧ください。
数的推理が数学的な要素を多く含んでいるのに対し、判断推理は論理的思考や図形の読み取りなどが出題される科目です。
数的推理でもお話しましたが、「これはこうだから、あれはそうではない。」「AならばBである」などの命題や論理は、仕事にも役立つことがあります。
というよりも、仕事上の会話やプロジェクトの会議をしていると、おのずとそういう会話になっていくので、会話に置いていかれないためにも論理的思考は社会人として身につけておきたいスキルです。
判断推理の試験問題は、テーマは多岐にわたりますが、出題パターンがある程度限られてきますし、焦らず考えれば解ける問題が多いと感じます。
ただ、本番で「焦らず解く」。これには、対策をして解法を身につけるのが重要ですね。
以下、対策とオススメ参考書を紹介したいと思います。
目次
判断推理とは、文章問題、図形問題に大きく分けられ、その中でもたくさんの種類に分類されます。
複数の命題を論理的思考でつなげて解法に導くものや、文章や数の条件が出された問題から、回答を推理していくもの。(文章問題)
平面の図形から、立方体などの空間図形等の図形を見て、回答を導くもの。(図形問題)
これらにも小分類があり、出題されるテーマ(?)は多岐に渡ります。
また、各テーマを横断したテーマが出されることがあるため、テーマ全体をチェックしておく必要があります。
ただ、ここでめげないでください。
数的推理のように計算が必要なものとは違い、頭の柔らかさが求められる科目ですし、頭の柔らかさといっても、解法パターンを覚えることで、鍛えられるものです。
解法パターンを持っておいて、それをいかに正しく自分の引き出しから引っ張り出すことができるか、と考えていただければ良いと思います。
ぜひ、早めの対策をして、得点源にしましょう。
判断推理は、数的推理以上に「傾向と対策」、問題の反復練習に限ると思います。
問題の反復練習といえ、訳の分からないまま問題を解き続けても、吸収が悪いと思うので、思考回路などを説明している参考書を一読し、横に置きながら問題の反復をしていくのが理想かと思います。
正直、数的推理のような公式があるわけではなく、解法を問題に応じて当てはめていく科目ですので、どちらかというと、対策って意味あるかな?と思いがちです。
なんとなく、時間対効果というかコスパ悪そうな印象ありませんか?
確かに、判断推理の特徴として、一部の難問を除き「焦らずじっくり考えれば解ける」という点があるので、他の科目に対策の時間をまわしたい、という気持ちも分かります。
ただ、いくら普段の勉強や模試で解けていても本番では焦ってしまう、これが受験生の心理です。
先述したとおり、じっくり考えたい、(本番だからこそ)間違えたくない、という心理が余計に自身を焦らせます。
その対策としては、やはり、解法の習得と問題の反復練習が効果的なんですね。
本番で、「これはどうやって考えるんだ・・・」→「こうやって考えれば解ける!」という時間が少しでも短縮できれば、他の科目にも時間をまわせますし、「焦り」というリスクを軽減できますよね。
他の科目に比べて、勉強の効果が実感しにくい部分はあるかもしれませんが、対策次第で教養試験の出来が左右されてしまう科目です。
なので、早めに対策を始めて、本番の焦りを軽減できるようにしていきましょう!
数的推理では、レベルに応じていくつかの参考書・問題集を紹介しましたが、判断推理に関しては、基本的に以下の組み合わせを推奨したいと思います。
参考書 大卒程度 公務員試験 畑中敦子の判断推理の新兵器! 令和版
有名どころすぎて、勉強が行き詰っている方には目新しい情報ではないかもしれませんが・・・この組み合わせを私は推奨したいです。
以下、オススメの理由を説明します。
参考書の通称ワニ本は、やっぱり分かりやすいです。
ワニ本は特に、図解等がわかりやすいと感じるのですが、先述したとおり、判断推理はある種解法の暗記科目でもあるため、図解と解法を組み合わせて覚えることで、実践で解法を引き出すのが容易になると思います。
実際、暗記が得意な方の中には、物事を暗記する際、映像(画像)で覚えてしまうという方が結構います。
私も、高校、大学、社会人(資格試験など)と勉強を重ねてきてやっとその感覚が少し分かる気がするのですが、やはり文字だけの暗記ではどうにもならない部分があります。
その画像をまったくそのまま覚えなくても、「あー○○の公式のページには、あんな図があったなー」だけでも、思い出したい答え(判断推理でいえば解法)に大きく近づきます。
そのため、図解が豊富なワニ本をオススメします。
問題集はやはりスー過去がオススメです。
スー過去は過去問ゼミ「5」とあるとおり、これまで蓄積されたスー過去のノウハウを活かした、必要十分な問題数、質が用意されてると思います。
そして、オススメの理由は、ワニ本を傍らに、考えながら解いて欲しいというところが大きいです。
問題の質は、王道の問題集だけあって、誰もが認めるところだと思うのですが、解説は少し淡白です。
そこをワニ本を見ながら「考えて」解くことで、解法から答えを導くプロセスが身につくと考えています。
そのため、上記の組み合わせをオススメしたいと思いますが、場合によっては、以下の書籍もオススメです。
ワニ本の姉妹本、通称「カンガルー本」ですね。
公務員試験の参考書等について色々とお調べの方は、「ワニ本薦めるなら、問題集カンガルー本の方がいいんじゃない?」
と思う方も多いと思います。
なぜなら、カンガルー本の特徴として、「ワニ本とは問題が被らないよう設定されている。」からです。
さらには、著者も同じであるため、解説などもワニ本を読んだのは頭に入りやすいものになっていると思います。
違いがあるとすれば、スー過去で考えながら解いて覚えていくか、カンガルー本で解説を読み込み覚えていくか、の違いですかね。(カンガルー本でも解いていくのは同じなのですが。)
個人的には考える力を養うには、スー過去の解説を自身で噛み砕いていくというのがオススメですが、カンガルー本もワニ本と親和性が高いですし、内容もかなり充実しているのでオススメの1冊です。
ただし、スー過去もカンガルー本も内容が充実しているので、早めに対策を始めることをオススメします。
数的推理でも紹介しました。「みるみるわかる!」ですね。
基本的にはワニ本を読んでみて、「これは無理だ、挫折してしまう」というような感覚があれば、この本を読んでみてください。
基本は講義形式の「参考書」ですが、ところどころの参考問題には、他の参考書や問題集では載っていない初学者向けの説明・解説があったりして、つまづきを減らすことができると思います。
この本を何回か通して読んでみてから、スー過去に移ってみると意外と解けるようになっているのではないでしょうか。
ここに挙げた4冊はあまりにも有名すぎますが、有名(売れている)であるのは訳があるな、と実感させられる4冊だと思います。
恐らく、勉強法に行き詰ってこのブログに辿り着いて頂いた方には、「なんだよ知ってるよ!」という参考書、内容かもしれませんが、そう思って頂いたのであれば恐らく皆さんのやり方は間違ってないのではないかと思います。
公務員試験の勉強は根気が必要です。
独学の場合、大学受験と比べて、学校のテストや模試なども少ないので、自分の勉強が正しいのか、身についているのか、不安になると思います。(数的処理や文章理解は特に)
しかし、判断推理について言えば、解法、それにいたる思考回路、問題に沿った解法を自分の引き出しから選択する、というトレーニングを積めば、必ずや点数が上がるものだと思います。
ただし、その実力を上げるには時間が必要です。一朝一夕では、実力も上がらないですし、その実感も得られないと思います。
自分の学力を測る機会が少なく不安かとは思いますが、自暴自棄にならず、勉強法を試行錯誤してる皆さんなら、伸びしろはいくらでもあると思います。
上に記した参考書や、自身に合う参考書を見つけて根気よく勉強を続けてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!