みなさんこんにちは、ポン太です。
最初のご挨拶等でお話したとおり、私は独学で公務員試験を突破し、公務員として約10年従事しました。
試験のことはもちろん、仕事で覚えた感動や違和感など、公務員試験の受験から、公務員として経験した生きた情報を皆様にお届けできればと考えています。
この記事では、独学で公務員試験を突破した「独学で」の部分についてフォーカスし、私が独学で受けたメリット、デメリットを皆様にお話できればと思っています。
目次
今この記事を読んでいただいている皆様、公務員志望もしくは思案中という方が多いかと思います。
皆様はなぜ公務員に興味を持たれていますか?
私のきっかけをオブラートに包まず一言で表すとすれば「安定」です。
自分が生きてきた環境、自身が得た情報等から、高校生のころにはぼんやりと、大学1年の頃にはほぼ明確に「公務員になる」ということを心に決めていました。
私を動かしていたのは「安定した収入と暮らしがしたい」「そうすれば幸せな家庭が築けるだろう」というある意味不純(?)ともとれる理由です。
ただ、それをきっかけとして最終的には独学で公務員試験を突破することができたのです。
きっかけひとつで人生の転換点(就職)を乗り切れるのであれば、そこの動機が不純だろうがなんだろうが、何だっていいと私ポン太は思います。
※犯罪につながるような動機はやめてくださいね。苦笑
上記のような気持ちは当然面接試験で口走れるものではありません。
就職活動で「御社が第一希望です!」と言えるかどうか試されてるようなもので、「安定した暮らしのために公務員を目指しました!」などと言えば、いくら筆記試験が高得点でも落とされるのは目に見えています。(受験生の本音)
あえて「面接用」という言葉を使えば、例えば市役所では「この市には○○の魅力があり、その魅力を~」などという、面接用の動機はもちろん必要だと思います。(受験生の建前)
誤解を恐れずに言えば、面接官の方々も職員ですので、安定した暮らしや、(部署によっては)定時に変えることができることに今現在も魅力を感じている方葉大勢いると思います。(職員の本音)
ただし、その仕事や地域の特色の内容に沿った希望PRが出来なければ、結果として「うちではなくても他の官庁でもいいよね?」「もっとうちの立場になってPR言える様に考えて欲しいなあ~」となって、他のライバルに抜かれてしまうことも十分考えられます。(職員の建前)
この受験生の建前と職員の建前が一致すると、面接では良い印象になるのではないでしょうか。だって、呆れてしまうかもしれませんがそれが大人の世界です。笑
考えてみてください。
受験生「安定が魅力で志望しました!」
面接官「素直でよろしい!採用!」
とはならないでしょう。笑
きっかけはどんな些細なことでも良いので、そのきっかけを大切にして欲しいですが、面接で使える動機かどうかは、話が別なので、そこは熟考が必要です。
このような「本音」と「建前」と言った関係は公務員の仕事をしていると(恐らく一般企業以上に)いやと言うほど直面します。これはぜひ覚えておいてください。
きっかけがあったからと言って、そのまま軽くひねって合格できるほど公務員試験は甘くありません。
試験官ではない、突破した側が言うと説得力が低いかもしれませんが、それ相応の努力は必要になると思います。
各々の努力、どのような道筋で公務員になったかは、十人十色、千差万別だと思います。
決して何が正解、というつもりもありませんし、何かを否定するつもりも全くありません。
ただ、もし一部でも参考になればと思い、私が経験したそのプロセスをここから記載していきたいと思います。
(各科目の勉強法などは追って説明したいと思います。)
大学1年の夏休み、私は高校の同級生と福井へ免許合宿へ向かいました。
そこで愛読書として持っていった本「公務員試験裏技大全」「受かる勉強法落ちる勉強法」ですね。
タイトルが変わっているのでみなさまも読まれたり、手に取ったことがあるのではないでしょうか。
今思えばなぜそれらを最初に読んだのかは謎です。
当時もしかしたら裏技などで公務員に合格できると本気で思っていたのかもしれません。
本来、大学1年の夏休みなら、参考書等で知識を増やせばよかったと思いますが・・・苦笑
かくはともあれ、私が最初にとったのは「裏技大全」「勉強法」でした。
なぜ手にとったか分からないといいつつも、タイトルから分かるとおり、とっつきやすかったのでしょう。
免許合宿中、来る日も来る日も「裏技大全」「勉強法」を読んでいました。
今思えば、ガッツリとした「新・スーパー過去問ゼミ」などの参考書、問題集から入らなかったことで挫折が防げたかもしれません。
ただ!!この2冊で説明されている科目数に圧倒され、何から手をつければよいか全くわかりませんでした。
とはいえ、タックや大原などの予備校に通う金銭面もそうですが、大学と自宅の立地からして私の場合は予備校に通う時間も無駄だと思いました。
満員電車で勉強できない時間を過ごすなら、仮眠したほうが良いというのが私の考えでした。笑
そこに渡りに船、大学が提携の予備校講師を呼び、破格の授業をしてくれるとの情報を手に入れました。
なんと予備校本科の10%前後の金額です!。
これは乗るしかない!と説明会を受けてみると、予備校本体の10%前後の科目数、時間数でした。
当然っちゃ当然ですが・・・それでは不安ですよね。
おそらく、そういった心情もふまえ、予備校本科への勧誘も兼ねているのではないかと思います。
上記のような予備校の実情、環境を考え、「よし独学しかない。」と決めました。大学2年の後期から大学3年の春だと思います。
大げさに大学1年から対策したかのような書きぶりですが、結局本格的に勉強しはじめたのは大学3年の夏ごろからです。
それまではサークル(フットサル)に夢中でした。
そしてそのサークルに大学時代1番仲の良い友人がいたのですが、幸いなことに、私の姿を見て公務員試験に興味をもってくれ、彼も公務員試験一本に絞ることになりました。
これは本当に大きかったです。
その彼は、本当に要領が良いので、かなり刺激になりましたし、勉強の進み具合を互いにチェックしたり、周りが就活をはじめた頃愚痴を言い合ったり。(「セミナーに行って○○さんの話を聞いた、感銘を受けた!」などとツイッターに書かれると、就活をしてないこちらは焦りますし、正直ムカつきました。)
予備校に通うメリットを彼がいたことで補えた部分は大いにあると思います。
予備校であればシラバスがペースメーカーになり、一緒に授業を受ける仲間、ライバルがいて、というところ、友人が自然とその役割を担ってくれたのです。
独学で行う場合、仲間を見つけること、これは大事ですね。
なかなかそんな仲間いないよ、と言う方。私は正直SNSなどでもいいと思います。
私は大学の図書館で勉強する習慣をつけていたのですが、3年になると友人とあまり授業も被らず、毎日顔を合わせることはなかったです。
週に1、2回、情報交換や愚痴を言い合ったりしてました。
それが適度な距離だったかもしれません。
なので、SNSの掲示板などで励ましあう仲間がいるといいかもしれませんね。(顔が見えない分暴言などには互いに注意しましょう。)
大学当時、私は飲食店(イタリアン)のホール店員として4年間アルバイトをしていました。
男性でホール店員と言うのが貴重だったのと、慢性的に人不足だったこともあり、前の月に手を挙げれば希望の日に入らせてもらうことができていました。
大学2年のときには、約半年で扶養控除から抜けてしまう103万円を超えてしまいそうになり、出勤できなくなるほど、バリバリ働いていました。←103万円ってなに?という方また説明しますね。
追記:記事を作成したので、ぜひご覧ください。
就職活動もせず、公務員試験一本だったので、大学4年の4月までは平日の夜週4、月2回休日1日というような感じでバイトをしていました。
これがちょうどいい息抜きでした。
やはり、公務員試験の勉強は座学になってしまう(某ドラ○ン桜では体を動かして覚える!とありますが、図書館ではできません)ので、体を動かすバイトはリフレッシュになりましたし、バイトの仲間・後輩が大好きだったので、試験とは関係ない話をしてストレス解消していました。
「お金を稼ぐ」ために入ったアルバイトが「ストレス解消」になるとは思っていなかったですが、信頼できる仲間がいるアルバイトが一つあると、公務員試験の勉強中に助けられるかもしれません。
恐らく、予備校に通えば周りもアルバイトをしてないでしょうから、私もしなかったでしょうし、予備校に通わず、その分お金が稼げたと思えば大きな差ですね。笑
勝手に天王山にしました。笑
だいたい夏ごろに試験が集中する公務員試験を大学受験になぞらえば、大学受験の夏休みにあたるのが、大学3年から4年を迎える間の春休みです。
恐らくここでの頑張りが後に響くと思います。
とはいえ、大学4年ともなれば授業のコマ数も減るため、新学期になっても勉強の時間も確保できるとは思いますが・・・(そのためにもしっかり単位はとっておきましょう)
私ポン太はここで勉強が一時できなくなってしまいました。
理由はいろいろありますが、友人にも会わないですし、図書館に行かず自宅でやっていたのがよくなかったのかもしれません。
ベッドで寝たり、テレビを見たり、と無駄に時間を過ごしてしまいました。
そのため、私は結構ぎりぎりで試験を突破しています。苦笑
友人はというと、春休みに会わない間に(とはいえ何回かは会っていましたが)、とんでもなくレベルアップしていました。
ドーピングしたのか!?というくらいに私と友人は差が広がっていました。
彼は元々地元の図書館で勉強していたため、春休みをペースを崩さず勉強できたそうです。
結果、彼は余裕で筆記を突破し、いくつも内々定をもらっていました。
私が春休みを天王山とする所以はここにあります。
体感ですが、4月以降そこまで友人との勉強量は変わらないと思います、というか私の方が多かったと思います。
それでも春休みについた差は埋められなかったのです。
友人の元々の要領の良さもありますが、春休みに踏ん張れるかどうか、は独学で試験を突破するためのキーポイントになると思います。
あれこれ言いながらもなんとか筆記試験を突破したポン太。
一息つく間もなく、更なる壁が・・・
面接
です。
好きな方います?面接。いないですよね?(威圧)
いや、本当に苦手なんです面接。
というより、それまで自分を客観視することを逃げてきた自分にとって、面接のための自己分析や、面接の対策講座で悪い部分の指摘を受けるというのを考えるだけで本当に苦痛だったのです。
自分がしゃべったり、踊ったりしている動画とかを見て絶望したことありませんか?
そんな感じです。(違うような気もする)
否定されるのが分かっていたので、そこから逃げてたんですね。笑
そこでどうしたと思います?
・予備校の面接講座を受ける?
・大学の就活サポートで面接対策してもらう?
・何もしない?
普通上の二つですよね?
でも、私はほとんど何もしなかったんです。
なんか怪しい商品の謳い文句みたいになってしまいましたが、皆さんに何もしないことを推奨してるわけではありません!むしろ後悔してるので反面教師にして欲しいんです。
ただ、何もしてないというと、語弊があるかもしれません。
市役所の試験では、筆記試験等の日程の前に(規模が割と大き目の自治体が多いですが)、基本面接のみで試験が終わる日程があります。
もちろん、合格していないのですが、私ポン太はその試験を一度受けています。
その試験を受けたので、筆記試験突破後の面接が「初めての面接」、というわけではないのですが、事前の対策講座などは受けていません。今考えれば飛んで火に入る夏の虫でもあり、井の中の蛙でもあります。捨て身すぎます。
私自身は、あまり緊張しいではないので、市役所の試験を受けた印象で「まあ、自然体で行こう」となぜか開き直り、面接で落とされることはなかったですが、面接は準備した分自分に結果で帰ってくると思います。
緊張度合いを減らしたり、ある程度「こう回答すれば」という目処もつけやすくなったりなど、対策のメリットは幅広いです。
上に書いたとおり、他人からの指摘を拒む気持ちは良く分かりますが、ここではプライドを捨て、くれぐれもポン太のように無策で挑まないようにしましょう。
このように、独学で挑むことによるメリットデメリットはたくさんあります。
表裏一体なので、私が「これはメリット、これはデメリット」という分け方をするのは避けますが、独学がデメリットだけではないことはご理解いただけたかと思います。
きっと独学で得た勉強方法は、公務員になってからも活かすことができると思います。公務員って意外かもしれませんが(?)、日々勉強です。
受身ではなく、自らの意思で独学した経験は役立つときが来ると思います。
もし、この記事を見て、その気になった方がいれば、ぜひ一度チャレンジしてみてください。
挫折したら道を方法や、道を切り替えるなりいくらでも立て直しは聞くと思います。
ただ、個別に責任は負えませんのでご注意ください。
最後までお読みいただきありがとうございました!